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井戸清掃の必要性
なぜ井戸の清掃が必要になるのか、大体の案件は「水の出が悪くなった」というものです。
その原因が
1,井戸ケーシング内の採水(ストレーナー)部分の目詰まり
2,水中ポンプの経年劣化
3,ケーシング劣化による井戸内破壊
4,物理的衝撃等による、井戸設備故障
5,その地域の地下水枯渇
になるのですが、定期点検と清掃によって1~3については起こらない可能性が高くなります。
次に作業内容です。
1,既設水中ポンプ・揚水管引上げ作業
この時に水中ポンプや揚水管、他揚水設備(バルブなど)を点検します。
交換が必要な物、メンテナンスで大丈夫な物を判断します。
2,井戸ケーシング内ブラッシング作業
井戸孔径と同じサイズのワイヤーブラシを入れ、上下させケーシング内の錆などを
浮かします。
また、この時に、井戸が破損していないか確認できます。
3,井戸ケーシング内に井戸洗浄薬剤投入(錆取りなど)
薬剤を投入し、一晩置きます。
4,2の工程
薬剤を井戸内で混ぜるor錆取りの作業
5,エアーリフト
井戸内にコンプレッサーでエアーを送ることにより、落とした汚れや、
ストレーナー(採水)部分の砂を井戸外に排出させます。
目詰まりを解消できます。
6,新設or既設水中ポンプ・揚水管挿入作業
上記作業は2,3日で完了します。
1度井戸を作ってしまえばそのままでいいと考えていらっしゃる方がほとんどなのですが、
実は定期的なメンテナンスは必要なのです。
予備井戸がある所だといいのですが、一本しかない井戸でトラブルが発生すると、
それが解決するまで、水は使用できません。
特に、「水質があまり良くない井戸」「水量以上の能力で吸い上げて井戸内で水位の上下が激しい井戸」には注意が必要です。
ケーシング管や揚水管の傷み、ストレーナー部分からの砂流入によるポンプ羽摩耗などがあるので、
最悪の場合、井戸がつぶれてしまう、揚水管が千切れてポンプごと落ちてしまうなど、
大きなトラブルになり、清掃より更に大きな金額が掛かる可能性が高いです。
当社では、3~5年に一度の井戸点検・清掃を推奨しています。